定めた目標を叶えるためにすべき事
昨日の稽古は組み手選手コースと型コースに分けてみました。指導する側も受ける側も、熱心に真剣に取り組んでいました。
コロナの影響で今後の試合や審査の日程については定まっていないものもございますが、しっかり力をつける良い機会と捉え、入念に行いましたね!
表題についてですが、ある文献を目にし、自分の解釈も含めながら、読者の生徒に伝えて行きたいなーと思い以下に記してみます。
PDCAをご存じの方多くいらっしゃると思います。
アセスメント→目標設定、計画→実行→振り返り
本日は目標を実行に移すために必要な事をお伝えしたいと思います。
目標「ビジョン」とは、将来のあるべき姿で、なりたい自分のことです。明確で、かつ期限が設定されている事が必要です。期限がなければただの夢です。例えばオーロラが見たいなーという夢とそれを実現するためにステップを踏んで、例えば旅費を貯めるとか研究者やカメラマンになって行くとの違いです。
任務「ミッション」は、ビジョンを実現する為に何が必要なことかを分析します。
道場生にわかりやすく説明します。
例えば、黒帯を取る為には
○技術
○体力
○精神力
が必要だとAさんは考えました。
したがって、
①技術を身につける
②体力をつける
③精神力を鍛える
この3つがミッションという事になります。
ミッションを達成する為にさらに分解したものが
タスクです。
例えばミッション②の体力をつけるを達成する為に必要な体力を分析します。
黒帯を取る為に必要な体力とは
例えば
1「筋力」強くて速い突きや蹴りを出すため。
2「筋持久力」長い時間構や腰を落とした姿勢を維持するため
3「柔軟性」肩まわりや股関節などを柔らかくして、自由自在な動きをするため。
4「全身持久力」一定の時間内に手数を多く出すことができるため。
5「体重増加」打たれ強さや攻撃力を獲得するため。
例としてAさんは5つのタスクを設定しました。
タスクは達成できたかどうかを具体的に評価出来なければ意味がありません。
よって、それぞれのタスクを数値化することが必要となります。
Aさんは
「筋力の向上」というタスクを具体的に設定したとします。
(1)拳立て500回
(2)スクワット1000回
(3)腹筋500回
(4)倒立歩行10m
数値を具体化する事によって現在の達成状況の把握が容易になります。
このタスクをさらに細分化し
「5月までに拳立て100回」
「8月までに拳立て300回」
の様に期限も設定しやすくなります。
それぞれのタスクを達成する為に日々の練習メニューを設定し、それを実行していきます。
練習をしたらタスクの達成状況を評価して、練習内容を修正し、事後の練習に反映していきます。
いわゆるPDCAサイクルです。
修正「アップデート」
練習をして行くうちに、ミッションが増えたり減ったり、その影響でタスクも増減してきます。また、目標を上方修正したり下方修正したりということもあると思います。
練習はやってみなければ分からないし、結局ミッションもビジョンも推測ですから、ズレがあったりするものです。それを修正する時に
必ずビジョンに照らし合わせる
という事が大前提となります。
そうしないと様々な要素から修正された練習が目標を達成できない内容やスケジュールになってしまう可能性があるからです。
「このペースでは拳立て500回は無理だから450回に目標を下方修正しよう」
とした場合、ミッション自体は変わっていないわけであるから、その分を補う必要があります。そうなるとタスクを追加したり、他のタスクの目標設定が変わってきたりする事になるでしょう。
だから、ミッションそしてタスクの設定はよくよく考えて設定しなければいけません。
ビジョン実現の為に何が必要かをしっかりと分析しなければ、修正ばかりになってしまうからです。
もちろん、必ず修正する必要は出てきますが、それを極力減らす努力が必要になります。
分析の際に、すでに達成している人をよく観察する事が参考になると思います。
そして、それがその人の個性の部分なのか、あるいは他に達成している人にも共通している事なのか?
そうやって必要な要素を細かく分析して、自分の個性とも照らし合わせた上で
「なりたい自分を描く」必要が自分あります。
まとめ
○ビジョン(なりたい自分)を定める。
○ビジョン実現の為のミッション(任務)を決める。
○ミッションをタスクに細分化する。
○ミッションタスクを評価、修正して練習を繰り返す。
参考になったでしょうか?
〜UZA〜
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